血統ものなのに異様に小さい個体。大型作出可能なラインに戻せる!?

DHヘラクレスOKAS血統♂146mm
2023年12月3日:DHヘラクレスOKAS血統:クアドループ諸島
目次

DHヘラクレスOKAS血統:クアドループ諸島

〇〇血統を買ったのになんか小さい。その子供もなんか小さい。
そんな経験ありませんか。大概、安く流通している血統ものは枝の枝、つまり累代を繰り返す中で
サイズが伸び悩んだ余品個体もしくは血統を偽った個体になります。

サイズの大きい個体をはじめから手に入れられれば良いですがその分値段も高く手が出しづらい。
まあまあなサイズを買ったけれど、思っていたより。というのはよくあるパターンです。

今回の取り組みはそんな「枝の血から大型のラインに再び乗せられるのか」というものです。

今回使用するのは言わずと知れたヘラクレスOKAS血統ですが私の手元に来た時点で枝の枝の血でずいぶん小型であり
もはや OKASの名を冠するに値しない大きさでした。

♂の体長は約115mm、♀は60mmあまりでここから頭数を増やすことでOKASの遺伝情報を拾ってかけ合わせていかなければなりません。
この初代115✕60から約30匹の成虫を得て、その中からある程度太さと長さが見込めるものの1つが今回のペアになります。

DHヘラクレスOKAS血統♂146mm
DHヘラクレスOKAS血統♀70mm

今回の親は♂146mm✕♀70mm
同ラインから150mm以上も出ているので血の名残は感じさせてくれます。

使用産卵マットは月夜野きのこ園さんの完熟マット

115✕60の時の産卵に使用した物を冷凍処理して再使用しています

気温22度~24度
湿度:ケース内は80%以上

1回目の結果:卵28個

1回目の採卵結果は卵28個でした。


そこそこ取れましたが初回の採卵に関しては無精卵であることも多いので孵化待ちしつつ、2回目を即セットします。

採卵セットの再セット中です。

目標は最低70個採卵です(無精卵含む)。そのためには
1週間、2週間待って割出しなんてやっていると♀が持ちませんので最速で割り出してセットを繰り返します。


115mmの個体からどこまで伸ばせるか期待しつつ、ブリードしていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Beetle Artsの代表です。
昆虫のブリード歴10年以上。
主に初心者の方やこれから昆虫飼育をはじめる方へ向けて役立つ知識や、
日々のブリード記録を「飼育(産卵)レポート」にて投稿していきます。

目次