血統ものなのに異様に小さい個体。大型作出可能なラインに戻せる!?part5
6回目、7回目の割り出しを行いました!
人によってはこの段階で既に個体が落ちていることもあるのではないでしょうか。
とはいえ疲弊してきてるのは間違いないので今回は養生期間を3日前後とりました。
6回目の割り出し結果:6個(実施日:1月15日)
※この時点の体重の重さからまだいけると判断しています。
7回目の割り出し結果:9個(実施日:1月25日)
※上翅の間に再びマットが詰まっており開いています。
やや弱っているのが分かります。
体重はスカスカではないものの、次がラストか養生期間に落ちるかも?って感じです。
ここまでの採卵数は合計87個となりました。100個までいければ上出来でしょう。
種切れが少し気になりますが、基本的には1回の交尾で生涯産むようですので、生殖細胞の生産が常に体内で行える栄養状態を保つよう心掛けます。
また産卵セットのマットが♀が押し固めた以上の目減りをみせています。
恐らく有用バクテリアをばら撒きながら産卵活動を行っていると考えられ、ややマットの分解が早まっているようです。
関連したお話としてヘラクレスの幼虫を育てた廃マットにはヘラクレスの菌嚢由来のバクテリアがたくさんいます。
これをそのまま産卵マットにしている方もいますが、最も良い活用方法は廃マットにホダマットを混ぜ込んで撹拌することです。
炭素飢餓気味でバクテリアの活動が停滞していたところに細かくホダが入ることで、一気に発酵が始まり、バクテリアと分解生成物が再充填されます。
添加物無しで温度がかなり上がりますので、黒ビニールで日なたに放置でも良い結果が得られそうです。
今回の産卵個体の最初の採卵分はもう孵化しており、すくすくと育っています。
次回は8回目の割り出しです。