血統ものなのに異様に小さい個体。大型作出可能なラインに戻せる!?Part3

クワガタの産卵した結果

3、4回目の割り出しを行いました。
前回に引き続き、3回目の割り出しと4回目の割り出しについて記載します。

クワガタの産卵した結果
割り出しの様子です。

3回目の割り出し結果:10個(実施日:12月17日)

4回目の割り出し結果:16個(実施日:12月22日)

割り出し後は、♀は平均して2日~3日別容器にて栄養補給のための養生期間をとります。

産卵セット内に、餌を設置して摂食させるという方法もありますが、広葉樹腐殖質の臭気を感じ取ると僅かな摂食後に産卵可能な範囲で産み続けてしまう為、回復が追い付かないままケース内を奔走し、♀の消耗に繋がります。

養生中の♀の餌は普通の糖類ゼリーでも良いですが、可能であればブリーダーズファームの高たんぱくゼリーや、KBファームのプロゼリー、或いはやや熟したバナナが良いでしょう。
また、短期間で割り出し→♀回収→養生→再セットを繰り返すことで、一週間から10日放置した際と比べ♀が自分自身の卵を潰してしまう、あるいは摂食するリスクを軽減することができます。


現在までの総採卵数は、64個となりました。

目標の最低70個までは、あと6個となりましたが、♀を持った時の体重の具合からもう4セット程度の産卵継続は期待できるように思います。
連続投入した場合に比べ、間に養生期間を挟む今回の方法は手持ちの♀の数が少ない方や、何としても外せない産卵計画を実施する方におすすめです。


現在、♀は養生中の為再投入は2日後を予定しています。

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この記事を書いた人

Beetle Artsの代表です。
昆虫のブリード歴10年以上。
主に初心者の方やこれから昆虫飼育をはじめる方へ向けて役立つ知識や、
日々のブリード記録を「飼育(産卵)レポート」にて投稿していきます。

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